超音波スクリーニング検査
当院では、すべての妊婦さんに超音波検査を用いて妊娠中期と後期に胎児の臓器に異常がないかをスクリーニングしています。異常所見がある場合、必要に応じ高次医療機関へご紹介させていただくことがあります。
出生前診断
妊娠10~18週に胎児の染色体異常を調べる検査になります。妊娠22週未満は、母体保護法により人工妊娠中絶が認められており、先天異常が確定した場合には、「産むか産まないか?」という重大な選択が迫られることになります。
母体血清マーカー検査(クアトロテスト)
母体から採血した血液を検査し、胎児の染色体異常や二分脊椎などの確率を算出する検査です。
- 対象疾患:
- ダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形
- 検査時期:
- 妊娠15週から18週頃まで
羊水検査
羊水を採取し検査することで、染色体異常があるかどうかを調べます。なお、本検査はリスクを伴うため、実施前に十分なインフォームドコンセントを行った上で実施します。
- 対象疾患:
- 染色体異常全般
- 検査時期:
- 原則として妊娠16週以降