避妊
経口避妊薬(ピル)
経口避妊薬の服用方法は、4週間を1サイクルとし、このうち3週間は毎日1錠ずつ服用し、1週間は服用を休み(月経が起こるようにするため)、翌週から再び服用を開始する21錠タイプと、服用を休む1週間の時も毎日の服用習慣を忘れないために有効成分が入っていない薬を服用する28錠タイプがあります。ピルを指示通りに服用している女性のうち、最初の1年間で妊娠する人の割合は0.2%未満です。しかし、薬の服用を確実に行わなかったり忘れたりすると、妊娠の可能性が高くなります。
子宮内避妊具
子宮内避妊具(IUD)は小型の柔軟なプラスチック製器具で、子宮内に挿入して使用します。IUDは子宮に装着すると・精子の運動を阻害して・卵子が受精しにくくなります。まれに受精しても、受精卵が子宮に着床するのを阻害する作用もあります。
緊急避妊法
妊娠を望まない女性が避妊をしないでセックスした場合や、コンドームが破れるなど避妊に失敗したと思われる場合に緊急避難的に妊娠を防止する方法です。
当院では未成年者の場合、保護者の同伴がなくても対応ができます。ご自身で悩まれている場合には、是非お気軽にご相談ください。
Q&A
Q.緊急避妊ができる理由と服用のタイミングは?
A.緊急避妊薬は、無防備なセックスが行われた72時間(3日)以内に服用される必要があります。
Q.緊急避妊薬はどの程度効果がありますか?
A.妊娠を防止しますが100%ではなく、数%に妊娠が起こることがあります。
Q.緊急避妊薬を服用したにもかかわらず妊娠してしまった場合、赤ちゃんに影響がありますか?
A.現在までのところ、生まれた赤ちゃんに異常があったという報告はありません。